OSSのバージョンって何だろう?
T2+Spring+Domaのサンプル(Doma-0.9.8) - c9日記 -カタヤマンがプログラマチックに今日もコードアシスト
を見て思ったこと。
「OSSのバージョンって何だろう?」
開発者の側から見れば、使ってもらう人のためにロードマップを公開して
それらのタスクが完了したかどうかでバージョンが上がるんだろうけど、
ロードマップは往々にして開発する方が決めるもので、バグがあろうが、
使いにくいところがあってもバージョンはどんどん上がっていく。
んで、バージョン1になって初めて色んな不具合に気が付きましたー
なんてことが結構他のOSSでもあるんじゃないかなと。
Domaについて思うのは「バージョン上がるの早過ぎない?」ってこと。
今年の5月に始めて、約半年経ったDomaは0.9.8(7?)だけど、
同じカテゴリのDBFluteは約2年開発して今のバージョンは0.9.5.5、
それで両者が同じだけの実績やDocumentが充実してるのかと言えば、
Google Code上にあるDomaの説明には、「a Domain Oriented MApping Framework.」としか書いてないし、wikiも無い。
Domaについて言えば、バージョンナンバリングにもう少し気を遣って欲しかったなーといったところ。
まぁS2Dao, S2JDBCその他沢山のDBフレームワークの開発経験がある方だと知っているので、品質はあまり心配していない。
個人的に思うのは
- バージョンを上げるときはドキュメントも更新してほしい。
- 開発者だけでなくドキュメントを書く人・それを使って感想を言ってくれる人と一緒にバージョン番号を決める。
とかあれば利用者も増えるかと。
ちなみに以下のサイトを読んでたら、何のためにバージョン番号があるのか良く分からなくなってきました。
Is structured version numbering really all that important? It would be nice if everyone would stick to one well-defined format, but as a user (or a developer), as long as I'm familiar with the way things are done in a project, I personally don't really care how version numbering is done as long as it's clear from one release to the next that progress was made.
Advogato: Version numbering madness
ざっと端折って訳すと以下のような感じ。
バージョン番号って本当に必要かな?詳細に定義されたフォーマットがあればよいが、そうではない場合、あるリリースから次のマイルストーンが分かっていればバージョン番号は個人的に気にしないよ。
p.s.
Domaのコンセプトが好きなのでであまり悪く言いたくなかったけど、期待していただけにちょっと心配になりました。