機材病にかかっていませんか?


効率病にかかっていませんか? - 遥か彼方の彼方から

漫画家になりたい少年が、一生懸命漫画ばかりを読み続けても夢が叶わないのは言うまでもないことです。やはり絵を描かなきゃいけない。同じ練習するにも、描いた絵を人に見せるか見せないかではだいぶ違ってきます。

僕はずっと機材病だったのかもしれない

ここ最近まで気付かなかったのですが、僕はどうやら機材病にかかっていたようです。もう数年くらい、ギターを始めた高校の頃から冒されていたんじゃないかなと思います。

機材病とは、「機材(道具)を求めるせいで何も行動できない」という病気です。名前と定義はさっき「効率病にかかっていませんか?」をみて思いつきました。機材(道具)を追求している割には何も成果がない、専門の雑誌を必要以上に読んでいる。自分の持っている技術に対して熱意や向上心があり、対策を練る割に練習をせず遊んでばかりいる人は、あるいはこの病気の被害者かもしれません。

機材の良さという魅力

良い機材を購入する、というのはかなり魅力的です。

お金を出すだけで成果が出る場合が多い、意欲が増す、目標を達成しやすくする、などなど。
世の中、がむしゃらに頑張ってもそう上手くはいきません。どんな機材を買うかで、必要な時間も、努力の量も、成功確率も思いっきり変わってくる。


漫画家になりたい少年が、一生懸命バイトした金で高い道具を買い漁っていても夢が叶わないのは言うまでもないことです。やはり絵を描かなきゃいけない。下手でも描いた絵を人に見せるか見せないかではだいぶ違ってきます。


行動することの大切さ

ただ、どんなに機材(道具)の良さを求めたところで、そして手に入れたところで、行動しないと意味がないんです。
ごくごく当然のことです。

英語の勉強だって iKnow だとか iPod touch だかで勉強の効率をあげようと登録や購入してみても、勉強しないと何も覚えられない。


真に良い機材(道具)を使いこなすには

僕は、こんな当然のことを知らずにいました。機材病です。「この機材じゃ良くない」「もっと良い機材があるはずだ」そういったまま、僕はほとんど頑張ることなく機材を買い換えて何年も過ごしてきました。それこそ、機材のよさを求めなければもっと前に進めたくらいに、です。

機材の良さは大切です。機材が良ければ意欲も増すし、効率も上がるかもしれない。でも、それだけで満足していてはいけないんです。
もちろん、愚直に頑張るだけでもよくない。とにかくやってみること。


「明日やろう」と思ったことは「必ず、『今』出来る」はず。


実はこれが言いたかっただけなんです・・・。