Google技術講演会 in 京都
行ってきました。
3時過ぎから受付だったけど、2時過ぎについてしまったため
観光がてら三十三間堂に観光へ。
千体千手観音立像が圧倒的で、あれよあれよという間に時間が過ぎていき、
危うく遅刻しそうになる。
そして会場に行き、受付を済ませ、あたりを見ると知った顔が。
どうもFxUGのみなさんが多数来られているようで、・・・・ここでなんか安心してしまいました。
(知らない人ばっかだと緊張するので・・・)
受付から講演会までは交流会とやらでGoogleの技術者の方々とお話をする機会がありました。
ですが、誰がどんな事をしているか分からなかったので、とりあえず探り探り聞いてみることに。
最初、お話を聞かせてもらった方は
・サーバサイドのプロダクトを開発している
・よく使う言語は Java, C++ (pythonはその人はあまり使っていないらしい)
・まだリリースしていないので、仕事内容は明かせない
・プロジェクトマネージャらしい
という感じの仕事をしているみたいでした。
本当ならもっと前準備をして、聞く内容を決めておけばよかったのですが、
なんとか苦心して聞けた仕事内容は以下のような感じ。
・プロジェクトの開始
→だれかが書いたアイデアボードから始まるらしい
最初は2〜3人ぐらいのプロジェクト
プロジェクトが大きくなれば、そこから機能などで細分化される
・プロジェクトの引継ぎ
→プロジェクトが始まったときには、ドキュメントはしっかり作っておく
ただ、最初に作成したドキュメント通りに出来ていることはまずないので、
最終的にはやっぱりソースコードをみることになるとのこと
・20%ルール
→仕事の忙しさによるが、自由なことをできる時間は自分で適当に見つけてるといった感じ
本当に大体だがこんな感じ。
Googleという会社は何か仕事の仕方からして違うのかといった印象を参加する前は持っていたけど、
当たり前のことが軽ーく当たり前にできるって印象でした。
あと、どの開発者も共通していたのが
・人当たりが良い
・外国の方でも日本語ペラペラ
・頭の回転が異様に早い
・ビジョンが明確
であることだったと思う。
講演はざっくり以下のような感じ
・モバイルプロダクト(Android)について
→Androidはすべてオープンソースで提供しますよ(Apache 2.0 License)
→日本で発売する携帯端末については「お楽しみに」とのこと
・GoogleマップとUGC
→GoogleマップAPIを開発した経緯は最初Googleマップを改造してサービスを作ったユーザから
UGC(User Generated Contents)の強力さを知り、APIを提供するようになったらしい
→日本開発チームも独自のサービスを開発し提供していますよとのこと
→APIとかインフラなどの土台は作るので、みんな色々コンテンツを作ってみてね
・はてなのサービスと Google API
→巨人の肩に乗れ、すでにあるものを利用したほうが早いし、品質も高い。
→サービスで利用していたAPIが使えなくなったらどうするの?(質問)
→できる限りそうならないようにします(Google)
・Googleの音声認識の製品
→電話案内を音声認識システムが行ってくれるサービス(サービス自体の料金は無料)
→日本のサービスはまだないが、アメリカではすでにサービスとして提供されている
でもバグ多いので、それを直すことがこれからの課題。
→英語だけしか作っていないので、日本語の音声認識システムはないが、日本語化は
凄く難しいというわけではないみたい(日本人は発音がきれいって言ってました)
講演の内容と後で直接お話させて頂いて聞いた内容が混ざっているのですが、
大体僕の浅はかな知識ではコレぐらいの情報収集が限界でした。
自分にとって収穫があったなと思ったのは、
・Googleという会社が持っている強大なインフラ、それはどのようにしてGoogleは手に入れ、
そして周りの人たちはそれをどのように利用するのか(利用させたいのか)といった事の
一部が感じられた
・会社のビジョンはシンプルかつ明確、そしてその中で働く社員のビジョンも明確。
自分にとってこれから必要になるのはまさにこれだと思った
・「競合会社はありません」と言っていたが、なんとなく嘘っぽい。
ただ信念として「やるべきことを行う」というだけで、そういう意味では
「無い」ということだろう
といった感じ。
次回はもっと勉強して望まなければ・・・。